足し算するか、引き算するか
造作家具がいわゆる置き家具と違うのは、造り付けの家具であるということです。
なんとなーく「コストがかかるんでしょ?」というイメージがあると思いますが、
造作家具は「コストがかからないタイプ」と「コストに見合う価値があるタイプ」の二種と考えていただきたい。
自分の理想とする家具のイメージがそのまま形になるメリットはもちろん、実は地震対策にもオススメです。
置き家具とは違い、「造り付け」なのでね。
そして造り付けなので動かせません。頻繁に模様替えや間取りを変えられる方は、その点に注意した方がいいかもしれませんね。
「動かさなくてもいい造り」にしてしまえればいいんですが、それはケースバイケース。
ふたつのものを足してひとつにするのも、ケースバイケース。
デザイン建築なんかは「何を足して、何を引くか」が大切なんでしょうね。
今回の施工はその「足し算」パターン。
ロフト階段とTV台収納を個別にせず、足し算して造作家具としました。
これぞ『造作家具』。真骨頂。真髄
ロフト階段下のデッドスペースを余すところなく収納家具として使っているので、収納量は十分です。
TV回りって意外と収納するものが多いですが、アルバムやCD・DVD・雑誌などを収納してもOK。
これがもし置き家具であれば、階段前にTV台を置くスペース確保が必要になりますし、
そうすると階段下のデッドスペースは多分物置になりますよね。
でもTVを見る度にその奥の物置まで目に入るの、、、イヤじゃないですか?やっぱり見た目的に
デッドスペースの空間にベストマッチする家具を見つけるのも至難の業です。
そんな時は『造作家具』という選択がベストですね。